消去しちゃいけない記事を消去しちゃったり、イロイロやらかしてます。
アメブロの このゴチャゴチャ感、ホント嫌です。
今日は気を取り直して、本の紹介をします。
『昭和天皇七つの謎』 加藤康男 著 WAC出版
皆さんは、日本が対米戦争を決断した、昭和16年9月6日の御前会議を御存知だと思います。
この時、昭和天皇は明治天皇の御製を詠んだとされてきました。
よものうみ みなはらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ
これです。これが日露戦争の際、平和を祈って詠んだとされる、明治天皇の大御歌です。
従来は、昭和天皇がこの歌を詠み、戦争に反対したと言われてきました。
この時の昭和天皇の歌をメモに残した人物が二人います。
総理大臣の近衛文麿と、参謀総長の杉山元です。
二人のメモによると、昭和天皇が詠んだ歌はこうです。
四方の海 みな同胞(はらから)と思ふ世に などあだ波の立ちさわぐらむ
二人のメモが一致しているため、間違いないと考えてよさそうです。
昭和天皇は、明治天皇の御製の「波風」を「あだ波」と変えて詠んだのです。
では あだ波 とはなんでしょうか。
「あだ」は古い大和言葉で、漢字にすると賊や敵と書きます。
すると、この歌はどんな意味になるのでしょうか。
黒蜻蛉なりに解釈してみると。
「私(日本)は、世界は皆兄弟、一家と考えている。それなのに、どういう訳か、敵の賊(やから)どもは、盛んに騒ぎ立て、我国へ攻撃を仕掛けて来ている。」
こんな感じでしょう。
言いかえれば、正しい日本に、世界は一家という大義を理解しない悪い賊が攻撃を加えている、ということです。
これで対米戦争に反対したことになりますか。
むしろ、悪い賊を成敗しろと言っているようにすら聞こえます。
どうですか??「目から鱗」ではなかったでしょうか???!
詳しくは『昭和天皇七つの謎』をお読みください。
参考までに目次を掲げておきます。
第一章 「よもの海」は替え歌だった
第二章 「宮中某重大事件」の謎
第三章 天皇周辺の赤いユダ
第四章 「神」と「人間宣言」の狭間で
第五章 「ご巡幸」と「ヤミ米」列車の怪
第六章 天皇の財布と「隠し財産」
第七章 皇居から聞こえる賛美歌
なお、本稿はステマの類いでは断じてありません。誤解なきよう。
黒とんぼ
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